Q：結局、ヤメ検はダメなの？

結論：ヤメ検はダメでないが、ヤメ検だからという理由で選ぶのがダメ。

別にヤメ検はダメじゃありません。

その人に弁護士としての仕事を頼むかどうかを考える際に、その人がヤメ検であることは特に意味のあることではない、というだけです。

検事として経験した知識は、たしかに、一部の刑事事件で役に立つでしょう。

けれども、検事としての知識があるから「弁護」がうまいとは限りません。まして民事事件では、検事経験はこれっぽっちも役に立ちません。

人によっては、元検事に特有の匂い（雰囲気）があり、それがいつまでも消えずに（相手方や裁判官への）悪印象となってしまうこともあります。

検事を何年やっていようが、辞めた年からはじめて弁護士を始めた人であって、それ以上でもそれ以下でもない、と考えておくのが正解です。