弁護士の服装や仕草も大事

弁護士を「見かけ」で選ぶのは、アリです。

 

これまでの話と、ちょっと方向性が違うような印象を受けるかもしれませんね。

もちろん、美男美女じゃないとダメ、という意味ではありませんよ。

 

弁護士は、自己の専門的知識や技量を提供することで、対価として金銭をいただきます。広い意味ではサービス業です。ボランティアでも政治活動でもなく、報酬を伴う仕事です。

そうである以上、仕事の内容に応じた振る舞いや服装やマナーにも、一定の水準を要求されます。

 

遺言書や契約書をチェックしてもらったり、内容証明で通知を送るだけなら、見た目や振る舞いは全く関係ないでしょう。あなたがいいと思えば、それでいいのですから。

 

けれども、あなたの依頼する事件が本当にそれで終わるかどうか、最初から確実にわかっているとは限りません。

契約がこじれて訴訟になるかもしれないし、内容証明に回答があれば相手方との交渉に入ります。

そうなったとき、あなたの依頼した弁護士の見た目や話しぶりなどを評価するのは、あなたではなく、相手方や裁判官です。

 

あなたの依頼した弁護士の立ち振る舞いを、あなたの相手方はどう受け止めるでしょうか。

相手方の立場になってみて、

  弁護士がよれよれのスーツを着ていたら?

  ぼろぼろの靴を履いていたら?

  肩にフケが積もっていたら?

  寝ぐせ頭に無精ひげだったら?

  ネクタイがゆるゆるで曲がっていたら?

  貧乏揺すりの癖があったら?

そりゃあ、印象悪いでしょう。言葉にだって重みがなくなるかもしれません。裁判官に信用されない弁護士は、最悪です。

あなたの代理人である弁護士の印象の悪さは、あなたにとって不利益しか生みません。交渉上、有利になることはあり得ません。

 

弁護士に対して、(美男美女だとかいった)特別な印象の良さを求める必要はありません。

しかし、一般的なサービス業で求められる程度の服装や仕草、振る舞いを身につけていない弁護士は、選ぶべきではありません。

 

私は、弁護士が自由競争して顧客獲得に邁進すると市民のためになる、などという馬鹿なことは考えていません。身なりが良くて接客がうまければ交渉も訴訟もうまい、などということはあり得ません。そんな見かけに騙されてはいけません。

ただし、本当に良い弁護士であるというためには、少なくとも、自分の依頼者に迷惑をかけない、代理人弁護士として顧客に恥をかかせない程度の、きちんとした立ち振る舞いを身に備えているべきです。それは、親しみやすい人柄かどうかとは、別の話なのです。

 

したがって、服装や仕草から見て、

  スーツの着こなしや立ち振る舞いに一定の清潔感がある

  言葉遣いに優しさや誠実さや知性を感じさせる

などといったことも、良い弁護士を選ぶためのひとつの基準になる、と言えます。

 

(異性の弁護士がたまたま好みのタイプで話しやすいというのは、理想的かもしれませんけど、それを探し求めちゃダメですからね!)