勝訴率や成功例に、だまされないで。

これまでに扱った事案や成功例がたくさん書いてあるホームページがありますね。

弁護士選びの参考になるのは確かです。

でも、だから経験豊富だろうとか、実力があるのだろうと考えるのは、安直です。

 

実際、その分野の事件を扱ったことのある弁護士なら誰でも当たり前のようにできることを、さもめずらしい成功例であるかのように書いてあることが、すごく多いのです。

 

経験のある弁護士が見れば、紹介している事案や成功例が価値ある本物なのか、単なるハッタリなのかは、大抵見抜けます。

しかし、一般の方がそこまで見分けるのは、正直言って、無理だと思います。

 

そもそも、裁判に勝った経験で弁護士を探そうと思っているなら、それが間違いです。

よく考えてください。原告と被告の両方に弁護士がつけば、2分の1の確率でどちらかの弁護士が負けるのです。和解だったら、勝ち負けすらわかりません。

まともな経験のある弁護士なら、勝ってばかりも負けてばかりも、どちらもあり得ません。日本の裁判制度の中では、常勝不敗の弁護士など、映画やドラマの世界だけ。現実にそれらしきことを言う人がいれば、全く裁判を知らないか、単なる詐欺師です。

 

にもかかわらず、「 勝てる弁護士」だとか「特に裁判に強い弁護士」だとか思わせようとする広告があれば、それ自体、ちょっとおかしいのです。

 

ちなみに、日弁連は、勝訴率などによる広告も規制しています。